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166件の話があります
軽音サークルの夏合宿で泊まった民宿。夜中の廊下の足音は、行きが七回で戻りが五回。帰る日に見た宿帳のページには、十一人で書いたはずの名前が十二行ありました。最後の一行は読めず、学年の欄は空でした。
Sさん(仮名・45歳女性)が管理する東北の空き家。月に一度しか行かない家の使用量が、去年の四月から増えていきました。体調を崩して一度も行けなかった七月が、三十一キロワットアワーで最も多い月でした。
Mさん(仮名・41歳男性)が相続した北関東の実家。納屋の棚の一番上にある桐箱を開けると、うちの家系のどこにも無い名字の位牌が入っていました。伯父は「あるのは知ってる、中身は知らない」。寺の過去帳にも該当がありません。
宅配の配達員Tさん。毎週水曜、同じ差出人から同じ大きさの荷物を五〇二号室へ届けていました。ある日ポストを確認すると、五階は五〇一と五〇三の二つだけ。廊下にも五〇二の扉はありませんでした。
地方都市で路線バスの始発を担当するSさん。早朝の車内点検で、網棚か後部の足元に傘が一本だけ置かれています。四年で六百本超。前夜の清掃記録には載っていません。雨が降った朝だけ、傘は無いそうです。
旧国道十三号の廃隧道、二ツ小屋隧道。廃道めぐりが趣味のHさんが五年で七回通い、毎回同じ位置から坑口を撮っています。去年十月の三枚のうち、二枚目だけ坑口の内側に腰から上の人影が写っていました。
地元の私鉄には四番の踏切が無い、探すと帰れない、という噂。実際に番号標を追うと三番の次は五番でした。鉄道会社の回答は開業当時から欠番。ただ昭和三十年代の航空写真には、その位置に線路を横切る道が写っています。
Kさん(仮名・38歳男性)の実家の町内は14軒。回覧板の順路表の10番目には、昭和50年代に取り壊された家の名字が今も残っています。門柱の横の木箱に入れると、翌朝には無くなっている。20年以上、そのまま。
退職が決まった先輩が、毎朝一枚だけコピーを机に置いていくようになりました。最初は業務手順、そのうち社員の名前と時間の記録に変わって。最終日、あと一枚あるけど渡せない、と言われたきりです。
地元で有名なのは、深夜二時にうどんの自販機だけが勝手に動くという噂。ただ実際に行くと自販機は全部電源が落ちていて、代わりに駐車場の一番奥に、エンジンだけかかった軽トラが停まっていました。
北関東の学童保育に、息子を火曜と木曜だけ預けている女性の話。行っていないはずの月水金にも、支援員の返事とおやつの記録が入っています。出席簿は欠席のまま。保護者欄の体温は、どの週も三十六度四分。
北陸の市立図書館の分館で働くNさん。閉館中の返却ポストに、バーコードも館印もない本が混ざります。3年で31冊。見返しには貸出カードを剥がした四角い糊跡があり、どの1冊にもページの間に何も挟まっていません。
北関東の印刷工場で夜勤に入っている男性の話。機械を止める版替えの数分間だけ、二階から歩く足音が聞こえる。二階は無人で、階段を降りてくる音は一度も聞いていない。
空き家の片付けで、二階の奥の部屋だけは開けなくていいと近所の人に言われました。依頼主の許可を取って開けた先にあったのは、中身が空の木の戸棚。倉庫に置いた翌朝、その向きが変わっていました。
去年の春、一人で入った林道の沢沿いで、後ろから自分の名前を呼ぶ声がしました。家族の声によく似ていて、でも下山して連絡したら、その家族はその時間ずっと家にいたと言うんです。
造成の現場で、切ってはいけないと言われる一本の大木を切るか移すかの話が出てから、小さな怪我が立て続けに起きた。鍵をかけて帰ったはずの根元に、朝になると真新しい塩と水が置かれていて、夜の見回りで木の下に着物のような人影を見た話。
出張帰りの深夜、田舎のバス停の待合所に座る男に声をかけた。返事はなく、宿で調べるとその路線は何年も前に廃止されていた。翌朝、男が座っていたあたりだけがほんのり温かかった。理由は分からない。体験者本人からフォームに寄せられた話。
徳島・旧童学寺トンネル(石井トンネル)。封鎖された旧道の隙間から覗くと奥に人影、撮った写真は真っ黒。数日後その夜の分だけが四人全員のスマホから消えた。本人取材の実話。
大学のとき、友達三人で埼玉の畑トンネルに肝試しに行きました。封鎖された旧道の上の斜面で、白いものがゆらゆら揺れていて、ライトを当てたら消えたんです。
香川の中村トンネル(立石隧道・通称化けトンネル)を夜に車で抜けた話。入口の地蔵に手を合わせず通ったら、ラジオが念仏のような音に変わり、翌日に後部座席へ赤い前掛けの切れ端が落ちていた。本人取材の実話。
古い隧道めぐりが趣味で、夕方ひとりで愛知の旧伊勢神トンネルを歩いた。奥から子どもが数を数えるような声が聞こえて、近づくと止んで、出口で振り返ったら入口の暗がりに小さな影が立っていた。
彼の運転で夜の清滝トンネルに入ったら、誰もいないはずの後部座席に、うつむいた女の人が映っていました。出口を抜けたら消えていて、家に着くと、その座席だけがぐっしょり濡れていたんです。理由は今も分かりません。
高校生のとき、近道の旧トンネルを自転車で通ったら、後ろから足音が走って追ってきた。全力で漕いでも距離が変わらなくて、出口を抜けた瞬間、ぴたりと止んだ話。
引っ越したばかりの部屋で、誰もいないのにテレビと水音と足音がしてた。天袋から知らない名前の古いカレンダーが出てきて、まだ気持ち悪い。
山あいのダム湖へ夜釣りに行った釣り歴十年の男性から、サイト経由で届いた実話怪談。対岸に灯りも持たない人影がずっと立ち、夜が明けると、そこは道も橋もない斜面だと分かった。風のない湖の真ん中には、波紋だけが広がっていた。
大学生のとき友達と山あいの廃校に肝試しに行きました。誰もいない音楽室で足踏みオルガンが鳴って、戻ったら鍵盤の埃に押したばかりの指の跡がいくつも残っていたんです。
残業帰りの0時41分、終電の終わった踏切で警報が鳴り出しました。向こう側に、こちらを向いて立つ人影。遮断機が上がると、誰もいませんでした。本人は渡らず、引き返しています。投稿者と3往復のやりとりで書いた、場所を伏せた実話怪談。
去年の秋、山の細い道の先で廃神社を見つけた男性から、問い合わせフォームに届いた話。鈴緒が切れているのに鈴がひとりでに鳴り、錆びた賽銭箱の底で新しい小銭だけが光っていた。社の由来は、今も調べていないという。
大学生の頃、友達三人と夜に山の古いトンネルへ肝試しに行きました。中ほどで天井から足音がして、外に出たら車の屋根に濡れた足跡がついていたんです。
深夜、犬鳴峠の手前でひとり立っていた女の人を乗せたら、バックミラーに姿が映らなくて。言われた住所に着いたら、後部座席は空で、座面だけがぐっしょり濡れていました。
静岡の旧天城トンネルを、夜に3人で歩きました。向こうの出口から下駄の音が近づいてきて、懐中電灯で照らしても誰もいないのに、引き返す背中をずっとついてきました。由来は、いまも調べていません。
数日おきに同じ宛先へ手紙を出すおばあさんがいて、その宛先はもう無いんです。戻ってきても、また同じところへ出します。
閉園した遊園地に夜、忍び込みました。電気も止まっているはずのメリーゴーランドで、白い木馬が一頭だけ上下に動いていて、どこからかオルゴールの音楽が聞こえてきました。
子どもの頃に住んでいた団地。隣はずっと空き部屋のはずなのに、毎晩9時になるとテレビの音と子どもの足音がしていました。ある夕方、空っぽの窓の内側に小さな手の跡が。今も誰がいるのかは分かりません。
山の上の廃ホテルへ肝試しに行くと、フロントで305号室の鍵だけが無く、その部屋は内側から施錠されていた。帰りの車で、無いはずのその鍵が仲間のポケットから出てきたという。どこへ消えたのかは分からない。本人から届いた話。
心霊スポットだと知らずに、関西の古いトンネルを夜に車で通りました。走っているのに、助手席の窓の外に濡れた青白い顔がずっと同じ位置で。出たあと、窓の外側に頬の跡が残っていたそうです。
父の実家では、来客用の布団を必ず一組多く干します。誰も泊まらない日でも、その一組は奥の間に敷かれていました。
学生時代、取り壊し前の古い病院で夜間警備のバイトをしていた男性の話。電気は止まっているはずなのに、空室の305号室のナースコールだけが毎晩点く。先輩警備員は「気にするな、よくあるから」とだけ言った。最後の夜、その部屋のドアを開けた。
旅行先の手違いで泊まった、古いラブホテル。夜中に目が覚めると、天井の鏡の中、私と彼の間に長い髪の女が仰向けに寝て、こちらを見上げていた。止めたはずのシャワーの音、濡れた浴室。彼も、同じものを見ていた。今も説明のつかない心霊体験談。
岐阜の古虎渓ハウスへ、3人で肝試しに行きました。二階の壁に新しい正の字の傷があって、数えようとしたら背後で引っかく音がして、翌日、奥の部屋にいた先輩の背中に傷が残っていました。
学生の頃、青梅の旧吹上トンネルをバイクで夜に通りました。真ん中でライトが暗くなって、ミラーに白い服の女が映り、見るたびに距離が縮まる。あれが何だったのかは、今も分かりません。
福井の雄島には、反時計回りに回ってはいけないという言い伝えがある。それを守ってきた地元の釣り人が、夜明け前の磯で動かない人影を見た。橋を渡った者はいないのに人影は消え、島へ向かう濡れた足跡だけが残っていた。
ひとりで八王子城跡を歩き、下山が夕暮れになりました。谷の底から大勢の人がささやくような声がして、その中のひとつが、女の声で「おいで」と。橋では、背後から足音もついてきました。本人取材の体験です。
福岡の犬鳴峠、夜中に新トンネルを走っていたら車道の真ん中に女が立っていました。通り過ぎると誰もいなくて、ラジオに女の声が混じる。翌朝、フロントガラスの内側が子どもの手形だらけでした。説明はつかないままです。
歴史好きの会社員が、平日の午前にひとりで八王子城跡を登りました。後ろから半歩遅れて下草を踏む音がして、下りでは前から、大勢の見えない人の気配とすれ違う。理由はわからないまま、それきり行っていません。
福井の雄島を、言い伝えを知らないまま反時計回りに歩いた帰り。朱い橋で風も波の音も消え、乾いた橋板に濡れた足跡がひとつずつついてきました。誰もいないのに。原因はわからないまま、彼女は海に近づかなくなりました。
大学2年の夏、4人で福岡の旧犬鳴トンネルへ肝試しに行きました。帰り道、3人のはずが4人ぶんの足音が戻ってきて、翌朝、車は手形だらけ。誰も届かない屋根の上にも、濡れた手の跡。原因は今もわからないままです。
祖母の家の古い柱時計は、毎朝きまって4時48分で止まっていました。毎日ぜんまいを巻いても、次の朝にはまた同じ時刻で。
車のガソリンがやけに早く減って、朝になると運転席のシートが私の位置より後ろに下がってることがあるんです。気のせいにしてました。
千葉県船橋市の分譲マンション。収集日の前の夜になると、ゴミ捨て場ですべての袋を順番に触って確かめている住人がいる。整理かと思って見ていたら、触りながら数を口にしているのに気づきました。
岐阜の山あいの実家では、毎年六月の同じ日に、仏間の畳を一枚だけ新しくする。畳屋は何も聞かずに作業して帰る。その日だけ、家族は仏間に入らない。理由を聞くと、祖母は『畳が傷むから』としか言いません。
Kさん(仮名・28歳男性・岡山県在住の会社員)が、地元香川の屋島スカイウェイにある「ミステリーゾーン」で深夜に体験した話。坂の錯視で知られる観光スポットに、地元の高校生の間だけで言われていた噂の続きがあった。
Mさん(仮名・36歳女性・関東在住)の実家の固定電話には、毎週金曜の夕方、同じ番号からの着信履歴が残り続けていた。母は「出なくていい」とだけ言った。母が亡くなったあと、その番号の意味が分かった話。
山口県の秋芳洞。閉洞時間の間際、最後の観光客として出口へ歩く男性の後ろから、足音がついてくる。湿った、素足のような音。振り返っても通路には誰もいませんでした。
新潟の弥彦神社に月一で通う女性。参道脇の小さな祠の供え物が、本殿にいる三十分の間に増えていた。八年で六回、置いていく人とは一度もすれ違っていない。社務所に聞いても由来は分からないまま。
Kさん(仮名・38歳女性・茨城県在住の高校教員)が、通学路の自販機で毎朝7時48分にホットの缶コーヒーを1本買って、開けずに持ち帰る作業着姿の60代男性を1年間観察した経緯。
Tさん(仮名・33歳女性・埼玉県在住の在宅勤務会社員)が、実家近くの公園で犬の散歩中に見続けた、毎朝同じベンチで弁当の包み紙を広げるだけで一切食べない70代男性の8か月間の観察記録。
Sさん(仮名・29歳男性・神奈川県在住の会社員)が、引っ越したばかりのアパートで、隣室の女性が毎晩3時に自分の部屋のドアノブを3回回してから入っていく行動を半年間観察した経緯。
Aさん(仮名・32歳女性・東京都中央区八重洲の商社経理)が、毎朝出社時に自分のロッカーの鍵が開いている経緯。前夜は確実に施錠している。中身は減っていない。
Mさん(仮名・36歳女性・千葉県在住の会社員)が、結婚10年目で初めて夫の東北地方の実家に長期滞在した際、義母から納戸にある特定の木箱について『絶対に開けないで』と説明された経緯。義祖母(93歳・存命)の代から続く家のルール。
Aさん(仮名・39歳女性・神奈川県のフリーランスデザイナー)が、母方の親戚が集まる築90年の古民家で、隣の和室で昼寝をすると必ず同じ夢を見る経緯。白い着物の女性が膳を運ぶ夢を、親戚で複数の人が見ている。
A1さん(仮名・34歳女性・佐賀県在住)が、嫁いだ先の農家の納屋にある『開けてはいけない木箱』について、義父から1年経って初めて聞いた話の経緯。
Iさん(仮名・34歳女性・栃木県の主婦)が、朝食準備で冷蔵庫を開けた時、卵パックの蓋に『明日6時 起きる』と手書きで書かれた付箋が貼られていた経緯。家族3人とも書いた覚えがない。
Rさん(仮名・36歳女性・三重県内の会社員)が、高校時代の同窓会で撮った集合写真について、参加者の誰も『撮影者』を覚えていない経緯。
Sさん(仮名・47歳女性・島根県在住の薬剤師)が、年に一度、特定の日付の朝に、誰も火をつけていない仏壇の蝋燭が独りで灯っている経緯。8年連続で観察を続けている。
Yさん(仮名・38歳男性・東京の営業職)が、月に何度か泊まる地方都市のビジネスホテル6階の廊下で、毎晩深夜2時前後に自販機の稼働音だけが聞こえる経緯。実際に廊下に自販機は無い。
Iさん(仮名・47歳女性・京都府在住の中学校教員)が、亡くなった父の遺品整理で見つけた鍵束。8本の鍵のうち1本だけが用途不明で、父の生前に一度も使われた形跡がなかった。2年かけて鍵の形式と刻印を調査した結果、すでに統合された地方銀行の貸金庫の鍵だと判明した経緯。残された貸金庫の中身と、家族の歴史の記録。
Tさん(仮名・54歳男性・大阪府の自営業)が、亡くなった母の遺品整理で見つけた古い手帳に、家族の誰も知らない人物の電話番号が15個書かれていた経緯。番号を1つずつ照会した結果、全てが昭和40〜50年代の市内局番で、すでに廃番されていた。母が独身時代から保管していた可能性が浮上した。
Kさん(仮名・52歳男性・栃木県の自営業)が、祖父の代から続く山小屋に毎年8月15日前後に必ず訪れていた老人の正体を、祖父の死後5年かけて追跡した経緯。老人は『祖父の戦友』と名乗っていたが、祖父の遺品の写真と集落の記録から、別の意味が浮かび上がった。
Tさん(仮名・39歳男性・新潟県の公立中学校教員)が、勤務する学校の昇降口前に毎朝、同じ螺旋状の模様で校庭の砂が散らばっている経緯。防犯カメラには何も映らず、職員の誰も原因を把握していない。
Tさん(仮名・47歳男性・愛知県のIT企業勤務)の実家で、独居の母親が『前夜消したテレビが朝5時に勝手につく』と訴え続けて半年、Tさんが帰省して観察した経緯。タイマー機能・リモコン誤動作・近隣電波、いずれも該当しない。
鳥取の日本海側の海岸で、毎年9月に同じ柄の古い瓶が漂着する。8年連続、半径100メートル以内。退職後に散歩を始めた元教員のXさんが鑑定や研究照会を重ねても、理由はわからないまま記録を続けている話。
Oさん(仮名・44歳女性・新潟県内の介護福祉士)が、勤務する老人ホームの夜勤で、3階の長く空いている部屋から、毎晩2時前後に足音が聞こえる経緯。
Sさん(仮名・43歳男性・関西地方の物流会社員)が、仕事で月に何度か通る県境のトンネルで、行きと帰りの通過時間が体感で2倍違うと感じ続けてきた経緯。同業者の間で噂になっている話。
Vさん(仮名・38歳女性・岡山県内の中学校教師)が、卒業した高校の『七不思議』のうち、教師として戻ってきてから3つが事実だったと確認できた経緯。
山形県の古い橋に伝わる「落ちる年は決まっている」という言い伝え。Uさん(仮名)が市役所や新聞、警察の記録を10年かけて照合すると、40年周期の転落事故が確かに残っていた、という取材記録。
Qさん(仮名・31歳男性・広島県内のSE)が、ある朝スマホのメモ帳を開いた時、書いた覚えのない予定が記録されていた経緯。
Pさん(仮名・39歳女性・福井県内の地方公務員)が、亡くなった祖母の遺品整理で見つけた古い家族写真の中に、家族の誰も覚えていない女性が映っていた経緯。
Aさん(仮名・31歳女性・群馬県在住の小学校教員)が、祖母の葬儀の翌週に実家で香典袋を整理した際、母が一通の香典袋を見つけて黙り込んだ経緯。差出人欄に記されていた名前と、それが意味することを理解するまでの記録。
Hさん(仮名・26歳女性・大学院生/コンビニ夜勤アルバイト)が、夜勤シフトの3か月間、毎晩2時45分に必ず来店して雑誌コーナーだけ立ち読みする40代男性を観察し続けた経緯。
Fさん(仮名・37歳男性・愛知県内のメーカー勤務)が、転職してきた40代男性の同僚が、ランチ後の休憩時間、毎日同じ場所で同じ姿勢で座っていることに気付いた経緯。
Eさん(仮名・29歳女性・東京都内のIT会社員)が、住んでいるマンションのエレベーターが、毎朝7時半に必ず4階で一度止まる経緯。4階の住人と一度も顔を合わせていない。
Nさん(仮名・26歳男性・京都府の大学院生)が、修士論文の追い込み期、深夜の研究室で、誰も使っていないコピー機が独りで紙を出力していた経緯。
Zさん(仮名・48歳男性・群馬県在住の会社員)が、亡くなった父の遺品の中から見つけた手書きの地図に、家族の墓所と、もう一つ、知らない印が描かれていた経緯。
Yさん(仮名・44歳女性・徳島県在住)が、亡くなった叔母の家の屋根裏で見つけた、見知らぬ人物が31冊書き続けた日記の話。1985年から2015年まで、空白なく続いた記録だった。
Wさん(仮名・55歳男性・北海道在住の写真家)が、夏に通う山小屋に置かれている古いラジオから、毎年同じ時刻に同じ放送(既に放送終了したラジオ番組)が流れる経緯。
Sさん(仮名・43歳男性・島根県内の役場勤務)が、集落の秋祭りの夜、子どもの頃から繰り返し聞かされていた『参道では絶対に振り返るな』という言い伝えの起源を、地元の郷土史家に確認した経緯。
Mさん(仮名・35歳女性・大阪府の主婦)の5歳娘が描く家族の絵に、毎回、家で飼っていない柴犬が描き込まれる経緯。
Tさん(仮名・31歳女性・茨城県内の事務職)が一人暮らしのアパートで、隣室の住人が毎晩2時45分に部屋を出ていく音を3か月間聞いた経緯。
Mさん(仮名・34歳女性・栃木県内の塾講師)が高校1年の冬、毎朝7時過ぎに校舎の屋上の扉が開いていた経緯。鍵は職員室で管理されていたが、当時の鍵当番の教員に聞いても誰も開けていなかった。
Yさん(仮名・29歳女性・福岡県在住)が結婚式の準備中、夫婦で作成したGoogleスプレッドシートの招待客リストから、毎晩ひとりずつ名前が自動で消えていった経緯。
Hさん(仮名・38歳男性・神奈川県在住)が、亡くなった祖母の家を相続し、子どもの頃から立入禁止だった地下倉庫を開けた経緯。福井県内、築90年の古い農家。
Aさん(仮名・52歳男性・長野県内の市役所職員)が、毎年5月に山菜採りで通う山道の、同じ岩の上に毎年置かれている古い湯のみの話。
Sさん(仮名・27歳男性・大学院生)が祖父の遺品整理で見つけた、Sさんの生まれる10年前の手帳。Sさんのフルネームと生年月日が記載されていた経緯。
Kさん(仮名・35歳男性・地方公務員)が、母から子供の頃に禁じられた『あの角の公園』を大人になって調べたところ、現在も過去も記録が見つからない経緯。
Hさん(仮名・29歳男性・会社員)が住む都内分譲マンションで、隣の部屋の入居者が3年で3回入れ替わっているのに、表札の姓が変わらない経緯。
Uさん(仮名・42歳女性・ヨガインストラクター)が、鎌倉某寺の参道を早朝5時に歩いた際、3回経験した砂利を踏む音について。
Wさん(仮名・36歳男性・会社員)が高校時代に参加した部活合宿。3泊4日の毎朝、出席名簿の人数が実人数より1人多く記録されていた経緯。
看護師Mさん(仮名・40代女性)から届いた『夜勤者の話』第3話。第2話で奥の部屋に入った患者が、退院後にもう一度病棟を訪れた経緯。
Kさん(仮名・34歳男性・IT職)が引っ越した横浜市内の築40年マンション。最上階は12階なのに、エレベーターには『26』のボタンが存在する。
中央道下り・諏訪湖サービスエリアの公衆電話が、深夜2時から3時に鳴ることがあるという。受話器を取っても無音。長距離トラック運転手のYさんと同業者の間で口伝されてきた話を、取材記録として残した。
Iさん(仮名・32歳女性主婦)の3歳娘が描く家族の絵に、両家族のどこにも該当しない『白い服のおばあさん』が必ず描き込まれる経緯。
IT派遣で常駐していたNさん(仮名)が、同じプロジェクトの女性社員の毎週水曜の早退について後で知った事実の話。
京都の繁華街・先斗町の細い裏路地で、深夜にだけ後ろをついてくる鈴の音について。バー勤めのMさん(仮名)が3回連続で同じ場所で体験した記録。
Tさん(仮名・38歳男性・会社員)の母方祖母の田舎の家。10年ぶりに七回忌で訪れた際、叔父が納屋について突然口にした禁止事項。
Tさん(仮名・39歳男性)が学生時代の夏、サークル仲間4人で行った河原で起きたこと。10年以上経って、当時のメンバーから1人ずつ連絡が来た理由について。
夜勤看護師Mさん(仮名)から届いた、個室病棟「奥」の部屋に患者が入った日に必ず起きる、明け方の血圧測定での地味な異変の話。連載シリーズ第2話。
埼玉県の観光史跡『吉見百穴』。古墳時代の横穴墓群で“数えると一つ増える”噂が有名だが、高校生4人が数えた夜に聞こえたのは“足りない”という低い男の声だった。本人取材の実話怪談。
長野県の戸隠神社・奥社参道。「振り返るな」と言われる樹齢400年の杉並木で、ひとり歩く女性の25メートル後ろを、同じ距離で連れがついてきた。あの女性が何だったのかは、今も分からない。本人取材の実話怪談。
京都・鞍馬寺と貴船神社を結ぶ木の根道。修験道の古道で観光ルートとしても有名だが、夕方に通った女性の後ろを、姿のない足音が同じ速度で追ってきた。本人取材の実話怪談。
神奈川県横須賀の港湾倉庫。軍港の町で、港湾労働者が担当した築60年の倉庫は、外側からしか掛けられないはずの鍵が、夜中に内側から外れた。本人取材の実話怪談。
群馬県・草津温泉の湯畑。観光客が昼に見る源泉とは別に、温泉宿の従業員が深夜1時の湯気の中に見たのは、源泉へ集まり昇っていく“いくつもの人型”だった。本人取材の実話怪談。
福島県伊達市の廃遊園地『高子沼グリーンランド』。東北最大級の遊園地廃墟で、廃墟取材者が見たのは、誰も登れないはずの観覧車のゴンドラに残る“座った跡”だった。本人取材の実話怪談。
京都・東山の将軍塚。平安京の鎮護として伝わる地で、タクシー運転手が深夜に客を降ろした後、後部座席のシートベルトが“人の形に膨らんで”止まっていた。本人取材の実話怪談。
関東の総合病院、整形外科病棟の四階。深夜に無音のナースコールが鳴るのは決まって四〇五・四〇三・四〇一の三部屋で、訪室すると患者は眠っている。10年続く本人取材の実話怪談。
東京都板橋区・高島平団地。14階に住んでいた元都職員Hさんが、深夜の共用廊下で毎晩感じた小さな気配。隣室で亡くなった老人と、その孫娘をめぐる話を管理人から聞いた後も、答えは出ていない。本人取材の実話怪談。
神奈川県・江の島の弁天橋。明るい観光地なのに、地元では夕方を“戻り橋”と呼ぶ。橋の中央に立つ白いワンピースの女が、見えた者だけが渡って戻れるという。本人取材の実話怪談。説明はつかないまま。
青森県の八甲田山。1902年の雪中行軍遭難事件で知られる山だが、森林組合員が冬の田代平で遭遇したのは、稜線の手前でぴたりと止まる“先客の足跡”だった。本人取材の実話怪談。
東京都青梅市の旧吹上トンネル(旧吹上隧道)。ネットの噂はミラーに映る白い女。だが個人タクシー運転手が深夜に乗せた客は、降りたあと外から車を覗いていた。本人取材の心霊実話。
愛知県豊田市の旧伊勢神トンネル(伊世賀美隧道)。白い人影の噂で知られる心霊スポットで、3度目に通った男性が見たのは戦前の服装で天井を見上げる男の子だった。本人取材の実話怪談。
熊本県芦北町の旧佐敷トンネル(旧佐敷隧道・明治36年完成)。地元の林業家が真上の林道で聞いたのは、両側から呼びかける声だった。ネットの噂とは別の、本人取材の実話怪談。
東名高速・静岡県の日本坂トンネル。1979年の火災事故で知られ煙の噂が絶えないが、大型トラック運転手が深夜に見たのは路肩に立つジャンパーの男だった。本人へ直接取材した実話怪談。
神奈川県相模湖に架かる三井大橋。湖面から手が伸びる噂で知られる橋を車で渡ったとき、歩道の女性が車のスピードに合わせて首を回し、誰も乗っていないはずの助手席を見ていた。本人取材の実話怪談。
福島県猪苗代町の廃ホテル・横向温泉ロッジ(横向ロッジ)。噂は地下ホールの霊に集中する心霊スポットだが、地元の配管工が裏口で感じたのは、上の階から降りてくる視線だった。何だったのかは、いまも分からない。本人取材の実話怪談。
東京都渋谷区の千駄ヶ谷トンネル。真上は青山霊園で「ミラーに女が映る」噂で知られるが、深夜に通ったタクシー運転手が降り際に漏らしたのは「上から見られてる」の一言だった。後部座席で感じた気配と、流布する噂とのズレ。本人取材の実話怪談。
都内の総合病院で夜勤に従事してきた看護師・Mさん(仮名)から届いた、ある個室病棟で繰り返し起きる現象の話。連載シリーズ第1話。
怪談録の書き手・しらが、ある投稿者を取材した帰り道に遭遇した違和感の話。書き手自身が当事者になる、メタ構造のシリーズ第1話。
投稿者・Aさん(仮名)から届いた最初の体験談。亡くなった兄の遺品を整理する中で出てきた、開けてはいけないと書かれた段ボール箱の話。
四国の山あいにある母の実家の集落で、毎年お盆だけ軒先に吊るされる赤い布の話。誰がやっているか、何のためかは、誰も口にしない。
福岡県京都郡みやこ町の旧仲哀トンネル。有名な事件や電話ボックスの女とは別系統で、旧道の祠を過ぎたあと振り返るなと地元で言い伝わる。本人取材の実話怪談。
看護学校の実習で代々先輩から後輩に伝えられてた、特定の病室の話。何人もが同じものを見てます。
これは実家の近くの話で、地元では昔から知られてる古い自販機のことを書いてみます。観光客が買いに行って後悔した、という話を何件か聞いてます。
中学の頃、関西の地元で流行ってた電話番号の噂。試した何人かが体調を崩して、一人は学校に来なくなったらしいです。
高校生の頃、母校の体育館に『夜中に音楽が鳴る』という噂がありました。教師になって戻ったら、生徒の間でまだ同じ噂が回ってます。
文化財調査の仕事で、戦時中に学童疎開を受け入れていた山間部の廃校に入りました。二階の奥、疎開の児童が使った教室の黒板に、書きかけのひらがな。廊下からスリッパの足音。何が起きたのかは、いまも分かりません。
父の葬儀で実家に帰った時、敷地の奥にある古い井戸を見に行きました。封印の縄が外れていました。
新任で赴任した中学校の音楽室。夜のピアノ練習中、誰もいないはずの隅に子供が立ってました。
取材で泊まった東北の湯治宿。深夜の廊下に軍靴の音が響いて、朝、床の間の写真が一枚増えてました。
実家の裏に古い土蔵があります。家督を継いだ者しか中に入ってはいけない決まりでした。
祖母の桐箪笥の奥から、見覚えのない古い日本人形が出てきました。母は、あれは触ってはいけない、とだけ言いました。
東北の実家には、子どもの頃から大人に近づくなと言われていた地区があります。高校生の時に友達と入りかけました。
祖父から相続した家の敷地に、小さな祠があります。粗末にしてはいけない、というのが家訓でした。
結婚で田舎に嫁いだあと、義母から、裏の竹藪には絶対に入るな、と言われました。
毎朝同じ時間に来る常連の女性が、同じ時刻に別店舗にもいるらしくて、ちょっと気になってます。
家賃が周辺相場より二万円安いマンション。決め手はそこでした。住み始めて、少し気づきました。
盆休みに実家に帰省して、親戚の集まりに出ました。いとこと思い出話で盛り上がったんですけど。
今年入ってきた経理の新人くんがちょっと頼りなくて、私が見てあげてます。
長距離の運送で十年。北関東の山沿いの高速で、何度も同じ軽トラを路肩で見ました。
東北の峠を担当して二十年。除雪車のヘッドライトに、毎冬何度か同じ足跡が浮かびます。
実家に帰る在来線。途中の駅でいつも同じ女の人が乗ってきて、いつも同じ駅で降りていきます。
単独行で寄った地図にない古い小屋。夜中の廊下で、足音とシャッター音を聞きました。
伊豆半島南東の地磯に十二年通ってます。観光地の岬から北へ回り込んだ磯場、同じ岩陰に毎回立ってる人を何度か見てます。釣り仲間も、地元の釣具屋の店主も、同じことを言ってました。原因は分からないままです。
隣のアパートの女子大生が最近、変な男に付け回されてるみたいで、心配してます。
父の入院で連日通った総合病院。家族待合室の右奥に、いつも同じ男が座っていました。伯父も叔父も、別々の日に同じ男を見ていた。看護師の答えは「そういう常連の方はいません」。体験した本人に電話で聞いた、病院の待合室の実話です。
離婚後に始めた週末のランニング。同じベンチに座る年配の女性が、ある朝だけ妙なことを言いました。
高校卒業十周年の同窓会。親友だった同級生と二次会に行ったら、記憶が噛み合わなくなっていきました。
保育園の迎えの前、近所のスーパーで毎週会うおばあさん。ある日、娘の名前を呼ばれました。
毎朝同じ路地のT字路で見かける老人。別の道を選んでも、その先で待ってました。
ターミナル駅近くの夜勤コンビニ。毎晩二時に同じ買い物をする男が、ある夜口を開きました。
個人タクシーで二十年。同じ顔の四十代の男を、違う街で何度も乗せました。
仙台の取引先回り。駅前の小料理屋で、隣の老人が私のことを言い当ててきました。
毎朝同じ車両に立っていた女の人。ある日、こっちの妹の名前を呼んできました。
転勤で引っ越したアパートの隣の男性。最初は普通の人だと思ってました。
道東の総合病院、西病棟。夜勤の見回りで、空きベッドに患者がいました。
長野の山あいの集落。県境の古い廃トンネルで、散歩中の孫が奥をじっと見て「あの人なに」と言いました。私には誰も見えない。白いシャツの男を、孫だけが見ていたという話です。
取材で入った繁華街の雑居ビル。エレベーターの中で、後ろに人が立ってました。
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