学校の七不思議、3つだけ本当だったという話

約3分
学校の七不思議、3つだけ本当だったという話
目次
  1. 高校時代の七不思議
  2. 教育実習で母校に戻った
  3. 本当だった1:音楽室のピアノ
  4. 本当だった2:旧校舎の塞がれた窓
  5. 本当だった3:物理準備室の止まる時計
  6. 噂だった4つ
  7. 教師になって思うこと
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Vさん(仮名・38歳女性・岡山県の中学校教師)から届いた話。卒業した高校の『七不思議』のうち、教師として戻ってきてから3つが事実だったと確認できた経緯。

高校時代の七不思議

Vさんが卒業した高校には、生徒の間で『七不思議』として伝わる話があった。
1. 音楽室のピアノが夜に鳴る/2. 体育館の倉庫の扉が独りで開く/3. 図書室の本が並び替わる/4. 屋上の鳥小屋に鳥がいないのに鳴き声がする/5. 旧校舎の3階に塞がれた窓がある/6. 物理準備室で時計が止まる/7. 卒業生の写真が増えている

教育実習で母校に戻った

Vさんが大学4年の時、教育実習で母校に戻った。担当の先生から、生徒からよく聞かれる『七不思議』について、教師の視点で説明された。
「先生方の話では、『3つは本当のことが原因、残り4つは生徒の噂』とのことでした」

本当だった1:音楽室のピアノ

先生の説明:音楽室のピアノは、夜に独りで鳴ることが実際にある。原因は、古い校舎の振動に反応する電子ピアノ(メーカー特定)の仕様で、低周波振動でキーが押されたと誤動作する。
「『独りで鳴る』のは事実だけど、心霊現象ではない。新しい校舎に建て替えた時には、症状は消えた、と」

本当だった2:旧校舎の塞がれた窓

旧校舎の3階に、外から見ると窓があるのに、内側からは壁になっている場所があった。
「戦後の改装で、3階の一室が壁で塞がれて、収納に転用された経緯がある、と。教育実習で実際に確認できました。窓の外側だけ残っていて、内側は壁の中に閉じ込められている」

本当だった3:物理準備室の止まる時計

物理準備室の壁時計が、毎週月曜の朝に止まっていた、という話。
「これも実際にあって、原因は、物理準備室の隣にある電気室の高圧変圧器の起動時の電磁ノイズが、特定の電池駆動時計を狂わせる、というものでした。電気室の起動時間が月曜の朝、と」

噂だった4つ

残り4つ(体育館の扉、図書室の本、屋上の鳥小屋、卒業生の写真)は、先生方の確認では、生徒の見間違いや誇張で生まれた噂、ということだった。
「面白いのは、噂のほうも、何かしらの現実的な根拠(風で扉が動いた/司書が並び替えた/別の鳥の鳴き声が反響/写真追加の事務作業)があったこと。生徒が見たものは、全部、現実だった」

教師になって思うこと

Vさんは中学校教師として10年以上のキャリアを積んだ後、当時の母校の経験を振り返ってこう話した。
「学校の七不思議のうち、大半は現実の何かの誤認です。ただ、それを生徒が『不思議』として語り継ぐ、というプロセス自体は、学校生活の文化として大事だと思っています。今の私の学校でも、生徒の間で似たような噂があります。先生として、強く否定はしません」

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