実家のテレビが、消したはずなのに毎朝5時につく話

約3分
実家のテレビが、消したはずなのに毎朝5時につく話
目次
  1. 母からの電話
  2. 最初は寝ぼけかと思った
  3. 翌月、帰省して観察
  4. 表示された番組
  5. 技術的な検証
  6. 母の対応
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Tさん(仮名・47歳男性・愛知県のIT企業勤務)から届いた話。実家で独居の母親が『前夜消したテレビが朝5時に勝手につく』と訴え続けて半年、Tさんが帰省して観察した経緯。

母からの電話

Tさんの実家は愛知県内の戸建て住宅、築35年。父は5年前に他界、76歳の母が独居している。Tさんは仕事の都合で月に1回程度、車で2時間かけて帰省する関係。
半年ほど前、母から電話があった。「テレビが朝5時に勝手につくのよ。寝てたら音で起きるの」と。

最初は寝ぼけかと思った

母は寝室とは別のリビングのテレビを言っていた。寝室から廊下を挟んで離れた場所のテレビが、朝5時頃から音を出し始める、と。
「最初は、母が前夜に消し忘れているのを忘れていて、寝起きでびっくりしている、って解釈しました。年齢的にも、そういうことは増えると思いますし」

Tさんは「もしかしたらタイマーがオンになっているかもしれない」と母に話し、設定の確認方法を電話で説明した。母は確認したが、タイマー設定はオフだった、と。

翌月、帰省して観察

翌月の帰省で、Tさんは実家に2泊した。1日目の夜、母がテレビを消すのをTさんが確認、テレビ本体のLEDが赤(待機状態)になったのも確認した。
Tさんは寝室で寝て、翌朝4時半にアラームをセットして起きた。

「リビングに行って、テレビの前で待ちました。4時50分頃、待機LEDの色は赤のまま。5時03分頃、突然テレビ本体から音が出始めて、画面が点きました」

表示された番組

その朝に映っていたのは、地方局のニュース。アナウンサーが朝の天気予報を読んでいるところだった。
「リモコンを誰も触っていない、私の目の前で、テレビ本体から起動音が鳴って、画面が点いた。これは寝ぼけや誤動作ではない、と判断しました」

Tさんは即座にメインスイッチをオフにし、コンセントを抜いた。母を起こして、状況を共有した。
母は「ね、本当でしょ。半年前からずっとこれよ」と。

技術的な検証

Tさんは仕事柄、家電の電気系統の知識がある。翌日、リビングのテレビ周りを徹底的に検証した。

確認した項目:

  1. タイマー設定の有無 → オフ
  2. HDMI連動機器の電源 → 接続機器なし
  3. 外部ノイズによる誤動作 → 近隣に強電波源は無い
  4. リモコンの故障 → 別のリモコンで試しても再現せず
  5. 電源回路の経年劣化 → 該当年式の故障報告は無い
  6. 近隣のリモコン誤動作 → 隣家までの距離が十分

「IT職として恥ずかしいですが、家電の常識的な範囲では、説明がつきませんでした」

母の対応

Tさんが帰省を終えて愛知県の自宅に戻ったあとも、現象は続いた。母は最初の数か月は気にしていたが、現在は『朝5時に起きてテレビを消す習慣』を作っている、と。
「『どうせ5時には鳴るんだから、その時間に起きてしまえばいい』と母は言っています。番組は毎朝バラバラで、ニュース、通販、深夜のレストラン中継、と一定じゃないそうです」

Tさんは念のため、テレビ自体を新しいものに買い替えることを提案したが、母は「もったいないし、慣れたから」と断っているそうだ。

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